キャリアを優先するために卵子凍結するわけじゃない

38歳独身で卵子凍結したうみこです。

最近はスポーツ選手の竹内智香さんの影響もあって、卵子凍結がニュースで取り上げられることが増えた気がします。

その中で卵子凍結への意見として

「キャリアを優先せずに女性は若いうちに子供を産むべきだ」

というものをたまに見ます。それについての自分の考えを書いてみようかなと思います。

卵子凍結ができる年齢

クリニックによって卵子凍結を受け付ける年齢は異なると思いますが、39歳、40歳あたりが公式で卵子凍結を受け付けている年齢かと思います。

実際は40歳を超えても卵子凍結してもらえるケースはあるようですが。

卵子凍結できる年齢が39歳、40歳までとなっているのは、40歳を超えると卵子の劣化が進み受精できる可能性が低い、受精しても流産してしまう可能性があるから。

35歳を超えると高齢出産になるから、本当はそれまでに卵子凍結をしておいた方が将来の妊娠・出産のことを考えると望ましいのだと思います。

女性が出産できる年齢とキャリア

高齢出産になる前の35歳までが妊娠適齢期だとすると、確かにその時期はキャリア形成の大切な時期に重なると思います。

管理職になったり、大きなプロジェクトを任されたり、仕事も乗ってくる時期ではないでしょうか。

「まだ仕事を続けたいから卵子凍結をしてキャリアを優先する」という人も中にはいると思います。

日本はまだ卵子凍結がそこまで一般的ではないから、海外の方がその傾向は高いかもしれません。実際、竹内智香さんは外国の選手から卵子凍結の話を聞いたと言っていましたしね。

全員がキャリア優先じゃない

キャリアを優先して卵子凍結するのではなく、女性は若いうち、妊娠適齢期に出産するべきという意見があるのも知っています。

でも、全員がキャリアを優先しているわけではないです。

私はお付き合いしていたパートナーとの終わりが来てしまい、それがきっかけで卵子凍結をしました。詳しくは下記の記事に書いています。

私のように結婚適齢期にパートナーに出会うことができず、それでも妊娠・出産を諦めず卵子凍結をした人はいると思うのです。

女性にとっての失恋は、結婚、妊娠、出産を真剣に考える一番のタイミングになると思うので、失恋をきっかけに卵子凍結する人もいるでしょう。

卵子凍結の理由は人それぞれ

卵子凍結に至る理由はさまざまです。

だから卵子凍結の話を聞いて「妊娠適齢期に生まなかったのが悪い」という言い方だけはしないでほしいかなと思いました。

卵子凍結には賛否両論があると思いますが、周囲を気にせずに卵子凍結にチャレンジできる環境があるといいなと思います。